2025/09/26
入れ歯治療
「入れ歯を作ったのに痛くて使えない」「外れやすい・噛めない」
「見た目が不自然で笑えない」「発音がしにくい」
「どの歯科医院に行けばいいのかわからない」
埼玉県でも、このような入れ歯に関するお悩みを抱える方は少なくありません。高齢化が進むにつれ入れ歯の需要は増えていますが、一方で「どの歯科医院に行けばいいのか分からない」という不安も大きくなっています。
入れ歯(義歯)の満足度は誰に任せるかで大きく変わります。なかでも補綴(ほてつ)の専門医が診る入れ歯は、噛み心地・痛みの少なさ・見た目・発音までトータルで整えやすいのが特徴。この記事では、患者さん目線で「埼玉県で入れ歯の名医を見つける方法」を、比較・チェックリスト・診断チャート付きで解説します。
今回は、補綴(ほてつ)治療の専門医であり、長年にわたり入れ歯治療に携わってきた黒崎俊一先生に「埼玉県で入れ歯の名医を見つける方法」をお伺いしました。
黒崎 俊一(くろさき しゅんいち)
くろさき歯科 院長/日本歯科専門医機構 補綴歯科専門医
大学卒業後、補綴学(ほてつがく:歯を失った部分を補う治療分野)を専門に研鑽を積み、日本歯科専門医機構 補綴歯科専門医資格を取得。これまでに総義歯・部分義歯など数千症例を担当。
とくに「入れ歯治療」においては、マイクロスコープを用いた精密診断と2段階工程によるオーダーメイド入れ歯を導入し、患者一人ひとりに合わせた快適な咬合(噛み合わせ)を実現している。
「入れ歯は妥協ではなく、人生を取り戻す治療」をモットーに、見た目の自然さ・噛みやすさ・発音のしやすさまで総合的にサポート。地域の高齢者から「何でも噛めるようになった」「人前で笑えるようになった」との声が寄せられている。
私も補綴の専門医で、入れ歯を専門にしているので、申し上げにくいですが(笑)、入れ歯はどこで作っても同じではないことが確かです。ですから、いい入れ歯を作ることができる歯科医師が名医になります。入れ歯作りは、初診の診断力、設計力や調整力によって仕上がりは大きく変わります。私が考える入れ歯の名医とは、最低限、以下の条件を満たしている先生だと思います。
入れ歯は装着して終わりではなく、むしろその後の調整がとても大切です。長く快適に使えるかどうかは、歯科医師の技量と姿勢にかかっています。
最終的には、患者様が快適な生活をお過ごしいただける入れ歯を作ることが目的ですから、名医という評価は患者様の評価も参考になります。この点は、ホームページに入れ歯が得意であることを記載している歯科医院の中から、口コミの評判を見ることも名医を選ぶポイントになると思います。その際、星の数だけを見るのではなく、口コミの内容と返答を見ると、歯科医院の姿勢がわかりますね。
患者様からの厳しいご指摘にも真摯に回答している歯科医院は信頼できると思います。
その通りです。入れ歯とインプラントは、よく比較される治療法です。それぞれの特徴を整理すると以下のようになります。
項目 | 入れ歯(自費/保険) | インプラント |
---|---|---|
治療期間 | 数週間〜数か月 | 手術後の定着を含め数か月〜 |
費用 | 保険適用あり/自費でもインプラントと比較すると安価 | 自費のみ・1本30〜50万円が相場 |
手術 | 不要 | 必要 |
違和感 | 慣れるまであり、歯科医院の技術力の差が大きい | 自分の歯に近い感覚 |
見た目 | 自費なら自然 | 非常に自然 |
メンテナンス | 取取り外し清掃・調整必要 | 専用清掃・定期プロケア必須 |
向く人 | 修理・調高齢者、全身疾患のある方、費用を抑えたい方 | 骨量が十分、健康状態良好、長期の固定性を求める方 |
どちらが優れているというより、患者さんの体の状態や生活環境に合わせて選ぶのが正解だと思います。インプラントは固定性が高く噛み心地も自然ですが、外科手術が必要です。入れ歯は外科処置が不要で、オーダーメイドなら見た目や発音も自然に仕上げられます。
インプラントは有効な治療法だと思いますが、メリットが強調されて、デメリットを伝えている情報が少ないことは問題だと思っています。私が考えるインプラントの問題は、次の内容になります。
インプラントには多くのメリットがありますが、注意すべき短期的・長期的なデメリットも存在します。
🔹 短期的なデメリット(術前~術後数ヶ月程度)
🔸 長期的なデメリット(数年〜高齢期まで)
総合的に見てくろさき歯科では、入れ歯を推奨しています。課題はインプラントと比較しても、遜色ないかみ心地で、見た目も自然な入れ歯作りをすることです。その努力はこれからも続けていきたいと思います。
埼玉県内には数多くの歯科医院があります。その中で「入れ歯の名医」を見つけるためには、以下のポイントで比較すると良いでしょう。
例えば当院では、歯科用CTを用いた精密診断と2段階工程を取り入れています。これにより、合わない・痛いといったリスクを最小限に抑えています。
何度かの通院が必要になりますので、通いやすいということは大切です。しかし、通いやすさを優先して、歯科医院を探すと、調べる歯科医院の数が限られます。最初は埼玉県と「入れ歯」というキーワードで検索をするといいでしょう。
入れ歯以外の治療を院内でどこまで精緻にできるかだと思います。あまり知られていないことですが、歯科にも医師と同じように専門があります。虫歯や歯周病はどこ歯科医院でも治療ができますが、それぞれの治療にもより深い技術と知識を備えた専門医がいます。歯を失うということは、事故などによる破損以外は、口腔内に問題があるということです。残っている歯の状態が悪いことが多いため、残っている歯を保存する技術を備えた歯科医師が治療をしなければ、抜いてしまいという提案をされてしまいます。くろさき歯科では、虫歯や歯周病のそれぞれの専門の歯科医師が在籍し、チームで治療をしています。
入れ歯とインプラント、どちらが自分に合っているか分からない、という方は多いです。まず、保険適用の入れ歯とインプラントは比較になりません。保険での入れ歯作製は、工程や材料に制限が多く、インプラントと比較できる入れ歯を作製することはできません。ここでの比較は、自由診療のオーダーメイド入れ歯とインプラントにします。簡単にセルフチェックできるシートをご用意しました。目安としてご活用ください。
質問 | はい | いいえ |
外科手術に抵抗がない | 2点 | 0点 |
費用よりも噛み心地を重視したい | 2点 | 0点 |
骨量が十分と診断された/健康状態が良好 | 2点 | 0点 |
清掃や定期メンテナンスに自信がある | 2点 | 0点 |
長期間しっかり固定して噛みたい | 2点 | 0点 |
手術は避けたい/医師から控えるように言われている | 0点 | 2点 |
費用を抑えたい | 0点 | 2点 |
取り外し清掃でも問題ない | 0点 | 2点 |
入れ歯の調整に通院できる | 0点 | 2点 |
判定方法
これはあくまで目安です。実際には口腔内の状態、生活習慣、全身の健康を含めて総合的に判断します。まずは歯科医師にご相談いただくのが安心です。
避けていただきたいのは、欠損をした歯にインプラントを埋め込むだけで、残っている歯の診断を疎かにすることです。また、かみ合わせを考えた治療をしてくれる歯科医院を選ぶことも大切です。そうしないと、結果的に、後から何本もインプラントを入れることになり、つぎはぎでかみ合わせが合わないということになってしまいます。
くろさき歯科の入れ歯作りの大まかな流れとしては、
当院ではこれを2段階工程で行い、時間をかけて調整することで、よりフィットする入れ歯を実現しています。
ポイントとしては、
・入れ歯の作製中に残っている歯の治療を専門医が行う
・治療用の入れ歯によって、かみ合わせと整えて、使い心地を確認して本入れ歯を作製する
・口の状態の変化に合わせて修理や再調整が可能
ということになります。
入れ歯は、進化しているということをお伝えしたいです。外れやすく、かみにくいというのは昔の話です。インプラントと比較して入れ歯が劣ると考えるのは、誤解です。補綴専門医の技術を活かせば、噛める・笑える・話せる入れ歯が作れます。
埼玉県で入れ歯治療を検討されている方には、ぜひ一度、専門医に相談していただきたいと思います。入れ歯の未来は進化しています。諦めずに、快適な毎日を取り戻しましょう。」
くろさき歯科では補綴専門医・黒崎俊一が、精密な診断と2段階工程で入れ歯治療を行っています。
くろさき歯科では、 「お口の無料相談」を実施しています。
「入れ歯で悩んでいる」「インプラントと迷っている」という方も、ぜひお気軽にお問い合わせください。
A. 補綴(ほてつ)とは、歯を失った部分を補う治療分野です。補綴の専門医は、入れ歯やインプラントを専門的に学び、数多くの症例を経験しています。そのため、かみ合わせの診断力・精密な設計力・装着後の調整力に優れており、快適で長持ちする入れ歯を作ることができます。
A. 入れ歯の寿命は個人差がありますが、一般的には5〜7年程度といわれています。ただし、口の中の状態(歯ぐきの痩せ方や残存歯の状態)が変化するため、定期的な調整や修理を行えば10年以上使えることもあります。長く快適に使うためには、半年〜1年に一度は歯科医院でチェックを受けることをおすすめします。
A. 口コミは参考になりますが、星の数だけでは判断できません。 特にチェックしたいのは、
A. どちらにもメリット・デメリットがあり、一概にどちらが良いとは言えません。 自分に合う治療法を知るには、記事内のチェックシートを活用するのがおすすめです。さらに、補綴専門医に相談すると、口腔内の状態や生活習慣、健康状態まで含めて適切なアドバイスを受けられます。
A. インプラントは固定性や見た目に優れた治療法ですが、注意点もあります。
短期的には「外科手術が必要で腫れや痛みがある」「治療期間が長い」「高額」などが挙げられます。長期的には「周囲炎のリスク」「定期的なメンテナンスが欠かせない」「介護期に清掃管理が難しくなる」などがあります。将来のライフステージも考えたうえで、補綴専門医に相談するのが安心です。
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