無料相談受付中 050-7586-5084
TOP まずは無料相談にお申し込みください 電話予約 24時間受付WEB予約 予約の変更 その他お問い合わせ

口と人生のコラム

Column

2025/10/18

第3世代の歯科治療

歯科用コーンビームCT(CBCT)と歯科顕微鏡(マイクロスコープ)で歯科治療はどう変わる?/さいたま市歯科医師監修

歯科用コーンビームCT(CBCT)と歯科顕微鏡(マイクロスコープ)で歯科治療はどう変わる?/さいたま市歯科医師監修

近年、歯科治療は目覚ましい進歩を遂げています。歯科治療の進歩を牽引するのは高性能のデジタル機器でしょう。コンビームCTやマイクロスコープは、「肉眼では不可能だった細部を見ることができる」という治療の質に大きく関わるようになりました。

くろさき歯科では、コーンビームCT(CBCT)と歯科用顕微鏡(マイクロスコープ)という先進機器を導入し、診断と治療の精度を飛躍的に高めています。

この記事では、これらの機器がどのように治療を変えているか、分野別にさいたま市のくろさき歯科 黒崎俊一先生に紹介をしていただきました。

監修者プロフィール

黒崎 俊一(くろさき しゅんいち)
くろさき歯科 院長/日本歯科専門医機構 補綴歯科専門医

大学卒業後、補綴学(ほてつがく:歯を失った部分を補う治療分野)を専門に研鑽を積み、日本歯科専門医機構 補綴歯科専門医資格を取得。これまでに総義歯・部分義歯など数千症例を担当。

とくに「入れ歯治療」においては、マイクロスコープを用いた精密診断2段階工程によるオーダーメイド入れ歯を導入し、患者一人ひとりに合わせた快適な咬合(噛み合わせ)を実現している。

「入れ歯は妥協ではなく、人生を取り戻す治療」をモットーに、見た目の自然さ・噛みやすさ・発音のしやすさまで総合的にサポート。地域の高齢者から「何でも噛めるようになった」「人前で笑えるようになった」との声が寄せられている。

所属学会・資格

  • 日本補綴歯科学会 専門医
  • 日本歯科医師会 会員

専門分野

  • 総義歯・部分義歯(オーダーメイド入れ歯)
  • 咬合再構成(噛み合わせ治療)

コーンビームCT(CBCT)とは?

― 歯科用のCTとは、どんなものですか?

コーンビームCTは、立体(3D)のX線画像を取得できる歯科用CT装置です。
従来のレントゲンは平面画像のみでしたが、CBCTでは歯や顎の骨、神経の位置関係を詳細に把握でき、治療の計画や安全性が大きく向上しています。

歯科用顕微鏡(マイクロスコープ)とは?

― マイクロスコープについて教えてください

マイクロスコープは、治療部位を20倍以上に拡大できる精密な顕微鏡です。
肉眼では見えない細部を観察できるため、虫歯や感染の取り残しを防ぎ、詰め物や被せ物の適合も高精度に確認できます。

以前の歯科治療の実態

― CTやマイクロスコープがない時代はどのような診断をしていたのですか?

これまでの歯科治療では、

・レントゲンは二次元画像のみ

・肉眼で見える範囲だけに頼る

・経験や勘で治療計画を立てる

といった具合に歯科医師の属人的な診断と治療が行われていました。今でも、この傾向は続いており、歯科医院によって治療の精度に差があることは否めません。批判を覚悟で申し上げますと、患者様が口の中を自分で見ることができないため、不適切な治療が行われていても気がつかないまま治療が続けられていることもあります。

このため、
・虫歯や感染が取り切れず再発する
・骨の形態や神経の位置を正確に把握できない
・ 入れ歯や被せ物が合いにくい
・インプラント治療で予想外のリスクが生じる
などの課題が起きることもありました。

当院にいらっしゃる患者様の中でも定期的に歯科医院に通っているのに、歯をなくしてしまっている方も少なくありません。

CBCTとマイクロスコープは、こうした不確かさを減らし、安全・精密な治療を実現する強力なサポートツールだと思います。

― 実際に、治療はどのように変わっているのでしょうか?

具体的な治療の変化についてお話ししますね。

【虫歯治療】 徹底的に可視化して再発を防ぐ

虫歯の進行度や神経までの距離をCBCTで立体的に把握し、正確な診断を行います。
治療中はマイクロスコープで患部を拡大し、取り残しのない精密な虫歯除去を行います。
その結果、余分に削らず、再発リスクを低減できます。

【歯周病治療】 骨の破壊を正確に評価し、徹底除去

歯周病では、歯を支える骨(歯槽骨)がどの程度失われているかを正確に知る必要があります。
CBCTなら骨の吸収範囲を立体的に診断し、治療計画を的確に立てられます。

マイクロスコープを使うことで、歯周ポケット内部の歯石・汚れを隅々まで確認し、徹底的に除去できます。

【入れ歯治療】 噛み合わせと骨形態を立体分析し、快適な装着へ

入れ歯の製作・調整では、顎の骨の形や残存歯の位置を正確に把握することが重要です。
CBCTで骨の高さ・厚み・角度を3Dデータとして取得することで、安定性や適合性の高い入れ歯が作れます。

完成後はマイクロスコープで細部を確認し、わずかな段差や圧迫を調整して快適な噛み心地を実現します。

【歯科矯正】 治療計画の安全性と精度を飛躍的に向上

矯正治療では、歯の根や顎の骨、神経の位置が大きなポイントです。
CBCTにより、埋伏歯や歯根の向き、顎骨との位置関係を立体的に把握し、無理のない治療計画が立てやすくなりました。マウスピース矯正の主流であるインビザラインでも、口腔内スキャンのデータに加えてCTデータを送ることで、より精度の高い治療計画が立てられるようになっています。

シニア層の歯科矯正の場合は、虫歯や歯周病の治療と並行することがあるので、マイクロスコープを用いた治療で、治療の精密さが高まります

【インプラント治療】 骨の状態と神経を立体把握し、安全・確実に埋入

インプラント治療は、顎の骨の質・量・神経管の位置を正確に確認することが極めて重要です。
CBCTで骨の立体形態と神経の走行を詳細に把握することで、リスクを回避しながら安全にインプラントを埋入できます。埋入後もマイクロスコープを使用し、アバットメント(支台部)の精密な調整や清掃を行い、治療の長期安定性を高めることができます。

今も昔も歯科医師の知識や技術が重要であることは変わりません。一方で、治療の関わる道具やシステムは進化しています。こうした進化を活用することで、質の高い歯科治療が実現すると考えています。

まとめ

CBCTとマイクロスコープは、
・「目に見えない部分を見える化」
・「診断・治療の精度と安全性を向上」
・「再発や不適合のリスクを低減」
するための重要なツールです。

治療はもちろん、診断にも有効なので、入れ歯と歯科矯正をご希望の方は、初回は無料のカウンセリングを行いますので、お電話か予約フォームからお申し込みください。

口と人生のコラム一覧へ

Contact

お口の無料相談受付中

お口の健康に関するお悩みや疑問を、ご相談ください。
くろさき歯科の専門家が親身になってお話を伺い、一人ひとりに最適な治療方法をご提案いたします。
お気軽にご予約ください。

無料相談はこちら