矯正治療を2回する人がいるのをご存じですか?

当院の矯正相談にいらっしゃる患者さんの2割程度は、他院で1度矯正して後戻りの失敗をしてしまい2回目の相談という方です。
「長い期間と高いお金を費やす矯正治療は、絶対に失敗したくない」というのが、矯正を検討されている皆さん共通の思いです。
ここでは、矯正の失敗の原因や、それを防ぐポイントをご紹介します。
矯正に関する正しい知識を持っていただき、信頼できる医師と矯正の計画を相談し、一緒に進めていくことで、失敗のない矯正を進めることが出来ます。

矯正が失敗する原因は

なぜ矯正が失敗してしまうのか、矯正が失敗してしまう代表的な原因5つをご説明します。

1、噛み合わせから考えて矯正していない

矯正をする際にはまず「歯並びの見栄え」が良くなることにばかり目が行きがちですが、この「噛み合わせ」を軽視したまま、見た目だけ整えてしまっていては、歯並びは再び崩れてしまい後戻りが起きてしまい矯正の失敗につながる恐れがあります。

くろさき歯科は治療の根本として「噛み合わせ」から良くなることを重視しています。
矯正の本来の目的は噛み合わせを正しい状態にすることにあります。そしてその結果として、バランスの良い見た目もきれいな歯並びになっていただくというわけです。
噛み合わせから考えて矯正をすることで、せっかく整えたきれいな歯並びが崩れることが無いようにしていただきたく思います。

2、歯ぐきやアゴの状態といった矯正の土台から考えて矯正できていない

きれいな歯並びで過ごすには、歯ぐき(歯周病)と矯正の関係を知っておく必要があります。
歯の矯正とは、実際は歯ぐきの中にある、歯の根を動かしていく治療になります。よって、その歯ぐきの健康度が、密接に関係してきます。

この土台を考えずに、ただ歯並びの見た目だけを整えれば良いという矯正をしてしまうと、上手く歯を動かすことができない、お口の健康を損なう、せっかく整えた歯並びをキープすることができない、などと矯正が失敗してしまうことがあります。

当院で矯正治療に入る前には、まず歯周病の診断からお口の状況を把握し、歯並びの土台となる歯ぐきを万全の状態にして矯正を行います。

3、後戻り対策が不十分

歯を動かした後、装置を外した歯は元の並びに戻ろうとします。この後戻りを防ぐため、保定装置を1~2年ほど装着するなどの対策が必要となります。これが不十分だと、歯並びは元に戻ってしまい矯正は失敗します。

4、器具の扱いが適切ではない

矯正器具の中には取り外しができるものがありますが、きちんと装着時間を守らないと計画通りに治療が進まず、期間も伸びてしまいます。

5、歯科医への不信感や説明不足

矯正は長い期間をかけて歯科医と患者さんとで一緒に進めていく必要があり、コミュニケーションが不十分であったり歯科医に不信感を持ってしまうようなことがあると、失敗につながってしまいます。安心して相談でき、信頼できる歯科医を選びましょう。

矯正を失敗しないためのポイント

このような失敗をしてしまわないために、矯正をご検討される上で考えておきたいポイントをご紹介します。

治療計画や費用の説明がしっかりした、信頼できる歯科医と相談する

「一度、矯正歯科に声をかけたら矯正をそのまますぐやらないといけない…」「医師相手には断りづらくなってしまう…」という心配をお持ちの方も少なくありませんが、大丈夫です。
当院にご相談いただく場合は、お口の状態を拝見し、患者様ひとりひとりのお口に合った矯正をご説明します。
それからすぐ始めるのか、何か月か何年か後に始めるか、あるいは治療しないか、違う解決策はないか、あなたに合った治療や納得のいただける方法をじっくり相談しましょう。
また、医師の説明に疑問を持ったり、迷ってしまった際にはセカンドオピニオンも助けとなります。
ですので、矯正に興味をお持ちになったら、まずはお気軽に医院まで相談にいらして下さい。

本当の意味で安い矯正を考える

矯正はどうしても高額になってしまうのが気がかりです。それに応えて安さを売りにする矯正も目にとまりますが、一方でただ安いだけでは治療の不安もよぎってしまうのではないでしょうか。
本当の意味で矯正を安くするために必要なのは、根本原因をしっかり見極めることで、不要な治療に時間と費用をかけないようにすることです。
矯正の前に、まず歯並びが悪くなった原因を考えて、それに対応した処置をすることで、矯正治療の期間や費用を減らすことが可能です。

歯科医の指示に従っていただく

矯正治療は医院での治療だけではなく、装置の取り扱いや歯のメンテナンス、定期的な来院などといった患者さんの日々の行動も関わってきます。
指示通りに歯科医と患者さんとで一緒に進めていかなければ、成功は遠くなってしまいます。ひとつひとつに納得できなければ、言われた通りにやっていくことは難しくなりますので、歯科医からの指示で疑問・不明な点は、ぜひご質問ください。