2025/09/06
入れ歯治療
もし、あなたがこれまで入れ歯を作った経験があれば、入れ歯はどこで作っても同じではないとご存知でしょう。しかし、これから入れ歯を作ろうとお考えの場合は、歯科医院によって、入れ歯の精度は全く違うことをご存知ないかもしれません。
このような認識の違いが生まれるのは、入れ歯が保険診療の科目に入っているからです。保険が適用できるため、大抵の歯科医院には「入れ歯」が診療メニューに入っています。しかし、完成する入れ歯には大きな違いがあります。この記事では、さいたま市で入れ歯を専門に歯科治療をしているくろさき歯科の黒崎俊一先生(補綴の専門医)に、入れ歯作りにお勧めできる歯科医院の条件についてお聞きしました。
具体的にどこと言うのは言えませんが、ひとつの基準として、医師に外科や内科の専門があるように、実は歯科医師にも専門があることを知ることです。入れ歯にも専門医がいます。当然ですが、専門性が高く、入れ歯作製経験の豊富な歯科医院がおすすめということになりますね。次のポイントは総合力です。入れ歯を作る方は歯がないわけですが、残っている歯が健康でないことが多いです。ですから、虫歯や歯周病になっている歯をしっかりと治療でき、入れ歯が入る土台を作ることができる歯科医院がいいでしょう。
3つ目のポイントは設備です。昨今の医療は診断や治療器具が進化しています。こうした設備を導入している歯科医院がおすすめできます。くろさき歯科では、入れ歯の専門である補綴(ほてつ)専門医が治療を担当し、患者様一人ひとりに合わせたオーダーメイドの入れ歯を製作しています。歯周病や虫歯の専門医も在籍し、チームで治療を行います。先進的な診断設備(CT・デジタルスキャナ・マイクロスコープ)を導入し、精密で快適な入れ歯治療を提供しています。
特に残っている歯の治療に関しては、CTによる診断とマイクロスコープによる治療が有効になります。
いいえ、入れ歯はどこで作っても同じではありません。歯科医師の設計力や技工士との連携によって、咬み合わせの安定性や装着感に大きな違いが出ます。まずは、入れ歯づくりの関わるスタッフの能力が重要です。能力の高いスタッフをまとめるのが、入れ歯の専門医になります。
次に作り方にも違いがあります。いきなり入れ歯を作製するのでなく、まずは口腔内の状態を整えます。虫歯や歯周病の治療をしてすぐは歯茎が弱っていますので、治療用の入れ歯で使い心地を確認します。服の仮縫いの様なものです。使い心地がよくなった段階で、本入れ歯を作製します。
治療用入れ歯でかみ合わせを調整してから最終的な入れ歯を作る二段階方式を採用している歯科医院は、より高い適合性が期待できます。
形状は似ていますが、性能は全く違います。保険の入れ歯は材料や工程に制限があるため、保険で決められた作り方しかできません。患者様に不満があっても、ご希望の添えるように調整することができません。ですから、お口の状態がよくない方には、装着感や耐久性に限界があります。
一方で、自費の入れ歯は設計の自由度が高く、金属床やノンクラスプデンチャー、チタンといった保険の入れ歯では使えない素材を使うことが可能です。 工程も2段階作製ができますし、ご希望のお応えできるまで、調整も可能です
補綴(ほてつ)歯科とは、歯を失った部分を「補って」「修復する」治療全般を専門とする分野です。具体的には、入れ歯・ブリッジ・インプラントなどを扱い、咬み合わせや見た目の回復を行います。その中でも入れ歯は最も歴史が長く、設計の自由度も高いため、高度な補綴の知識と技術が必要です。補綴の専門医は、歯の欠損状態や噛み合わせ、顎関節、全身のバランスまで考慮して入れ歯を設計できるため、「入れ歯の専門」と呼ばれています。
全国でも200名程度になりますので、専門性の高い認定医です。
インプラントも有効な治療法ですが、全身疾患や骨の状態によっては適さない場合があります。最近の入れ歯は「軽い」「目立たない」「しっかり噛める」など大きく進化しています。どちらがいいということはありませんが、くろさき歯科では入れ歯を推奨しています。インプラントと比較しやすいのは、「ノンベース入れ歯®️」です。
比較ポイント | ノンベース入れ歯 | インプラント |
---|---|---|
費用 | 設計により抑えられる | 高額になりやすい |
手術の必要 | なし | あり(全身状態に影響あり) |
治療期間 | お口の状態により期間は変わります | 外科手術・回復期間が必要 |
見た目 | 自然、金属なしも選べる | 自然(設置部位により差あり) |
噛み心地・安定性 | 高精度の設計で快適に | 非常に安定 |
メンテナンス | 取り外して清掃可能 | 継続的な専門的ケアが必要 |
高齢期の対応 | 修理・調整がしやすい | 手術ができないケースも |
再治療のしやすさ | 再製作・補修が可能 | 再治療が困難な場合も |
もちろん可能です。くろさき歯科では「お口の無料相談」を行っています。現在お使いの入れ歯のお悩み、インプラントとの比較検討、新しい入れ歯をご希望の方など、どなたでもお気軽にご相談ください。丁寧に説明をしますので、1時間から1時間30分の時間をいただいています。
くろさき歯科では「補綴専門医」が入れ歯治療を担当します。歯を失った部分を補う補綴の専門知識を持つため、見た目や噛み合わせ、発音、体全体のバランスまで考慮した治療が可能です。精密な診断と二段階製作方式により「外れにくく、痛くない、よく噛める」入れ歯を目指しています。
残っている歯の治療は専門医が担当します。できる限り、歯を抜かない治療を心かげています。
代表的なものとして、保険適用の入れ歯のほかに、金属床義歯(チタン・コバルトクロム)、ノンクラスプデンチャー(バネの見えない入れ歯)、中空構造の軽量入れ歯、PEEK樹脂デンチャー、インプラントオーバーデンチャーなどがあります。くろさき歯科では患者様のご希望と口腔内の状態に合わせて最適な種類をご提案しています。
くろさき歯科では治療用入れ歯を使って噛み合わせを慎重に調整してから本入れ歯を製作するため、最適な状態に仕上げるまでに時間をかける場合があります。治療開始から完成まで1年が標準です。最初に治療用の入れ歯を作りますので、「入れ歯がない」という期間はありません。急ぎの方には「即日入れ歯」にも対応可能です。
入れ歯の寿命は3〜5年が目安とされています。歯や歯茎の状態が変わると適合が悪くなり、外れやすさや噛みにくさが出てきます。くろさき歯科では定期的な調整を行いながら、快適な使用期間を延ばすことを重視しています。この点は患者様の生活習慣にも関わりますので、くろさき歯科では、管理栄養士や公認心理士が食事やメンタルサポートを行っています
はい。くろさき歯科には、さいたま市内だけでなく県外からも多くの患者様が入れ歯相談に来院されています。入れ歯治療は一度きりではなく調整が必要になるため、通院計画も含めて丁寧にご説明しています。初回は無料相談からお気軽にお越しください。
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くろさき歯科の専門家が親身になってお話を伺い、一人ひとりに最適な治療方法をご提案いたします。
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