2026/06/07
歯周病
「歯ぐきから血が出る」
「歯がグラグラしてきた」
「歯周病で抜歯が必要と言われた」
このようなお悩みを抱えている方は少なくありません。歯周病は、日本人が歯を失う大きな原因のひとつです。しかし実際には、痛みが少ないまま進行することも多く、気づいた時には重度まで悪化しているケースもあります。
さいたま市南浦和のくろさき歯科では、歯周病治療の新しい選択肢として「ブルーラジカル(ブルーラジカルP-01)」を導入しました。
しかし、くろさき歯科では「機器がすべてを解決する」とは考えていません。本当に大切なのは、なぜ歯周病が進行したのか、噛み合わせに問題はないか、歯並びや入れ歯が影響していないか、その歯を長く使い続けられるか——まで含めて診断・治療を行うことです。
くろさき歯科では、補綴(ほてつ)の専門医として、入れ歯・噛み合わせ・歯を失った後まで含めた視点から歯周病治療を考えています。
この記事では、ブルーラジカルの治療を患者様にわかりやすくさいたま市のくろさき歯科 黒崎俊一院長に解説をしてもらいました。
ブルーラジカル(正式名称:ブルーラジカルP-01)は、東北大学の工学部・歯学部の共同研究から生まれた、日本発の最新歯周病治療器です。約17年の研究開発を経て誕生した治療法は、重度歯周病をターゲットとした非外科的治療法として世界初めて実用化されました。
厚生労働省の医療機器認定において、「歯周治療・歯周炎・歯周ポケットの殺菌・スケーリング」と明記された初めての歯周病治療器であり、重度歯周病(歯周炎ステージⅢ・Ⅳ)に対する効果を国が認めた唯一の治療器です。
ブルーラジカルは、「高出力405nmの青色光」と「過酸化水素水」を組み合わせ、歯周ポケット内でヒドロキシラジカルを生成します。このヒドロキシラジカルが細菌・ウイルスの細胞膜やDNAを強力な酸化力で破壊し、歯周病の原因となるバイオフィルムを根こそぎ除去します。
さらに従来の超音波振動と同時に歯周ポケット内で行うため、歯周病原因菌を99.99%殺菌できることが確認されています。治験では、従来の治療法と比較して歯周ポケットを有意に減少させることが証明されており、確かなエビデンスに裏付けられた治療器です。

従来の歯周病治療では、歯石除去・クリーニング・外科処置・ブラッシング指導などを組み合わせて行ってきました。しかしこれまでの治療器は、歯周病治療に対する治験を行っていないため、「歯垢・歯石の除去」という使用目的にとどまり、歯周病治療に有効であると明確に表現できませんでした。ですから、歯周病は治療よりも予防が優先されてきたと感じます。テレビのCMでも「歯周病予防」を宣伝することが多いですね。
ブルーラジカルP-01は、従来治療とは異なり以下の点で革新的です。
特に、中等度〜重度歯周病・外科処置を避けたい方・歯を残したい方・再発を繰り返している方にとって、新しい選択肢となる可能性があると考えています。

前提として、ブルーラジカルという機器に、過剰に頼りすぎないことが重要だと考えています。歯周病は、単純に「細菌だけ」の問題ではありません。噛み合わせが強く当たっている、歯並びが悪く清掃しづらい、被せ物・入れ歯が合っていない、食いしばりが強い——こうした問題があると、歯周病が悪化しやすくなります。
そのため、ブルーラジカルによる殺菌治療と並行して、噛み合わせや入れ歯・被せ物など口腔全体を診る視点が重要です。くろさき歯科では、補綴を専門とする歯科医師として噛み合わせ全体を考慮しながら治療を行っています。
補綴はあまり馴染みのない言葉ですから、説明をさせていただきますね。補綴とは、失われた歯を補う治療分野です。入れ歯・被せ物・ブリッジ・インプラント・噛み合わせ治療などが含まれます。
歯周病が進行すると、最終的には「歯を失った後をどうするか」という問題に直結します。だからこそ、私たちは「今だけ」ではなく、5年後・10年後にどのように噛める状態を維持するか——まで考えながら診断しています。 ブルーラジカルによる歯周病治療は、あくまで「歯を残すための手段」のひとつです。治療後の噛み合わせ管理・入れ歯の調整まで含めた長期的な視点で治療を考えることが、くろさき歯科の特徴です。

歯周病が進行すると、歯を失い入れ歯が必要になることがあります。しかし実際には、入れ歯が合っていないことで歯周病が悪化しているケースも少なくありません。合わない入れ歯で強く当たる・一部の歯に負担が集中する・清掃しづらくなる——こうした状態は、残っている歯に大きな負担をかけます。
くろさき歯科では、入れ歯を「ただ歯を補う装置」とは考えていません。しっかり噛めること。残っている歯を守ること。将来的な口腔機能を維持すること。これらを重視しながら、歯周病治療と入れ歯治療を一体的に行っています。そのため、補綴の専門医に加えて、歯周病を専門とする歯科医師(歯周病学会の指導医)と根管治療(主に歯を残す治療)を専門とする歯科医師が連携して治療に当たっています。

歯並びも、歯周病に大きく影響します。歯並びが乱れていると歯ブラシが届きにくく、汚れが残りやすくなります。また、噛み合わせのバランスが悪いことで歯周病が進行しやすくなるケースもあります。 くろさき歯科では、噛み合わせや歯列全体を踏まえながら、総合的に診断を行っています。
主に次の点になると思います。
特に「できるだけ歯を抜きたくない」と考える方にとって、大きなメリットになる可能性があります。
ブルーラジカルにも注意点もあると考えています。
歯周病は「一度治療したら終わり」ではなく、長期的な管理が必要な病気です。治療後も、ブラッシング・定期メンテナンス・噛み合わせ管理が非常に重要です。
ブルーラジカルが革新的な治療法であることは間違いありません。しかし、どんな優れた機械でも、万能であるとは限りません。また、使う人によって効果に差が出る可能性もあります。大切なことは、どのような目的でブルーラジカルの治療を行うのかということです。
くろさき歯科では、単に「歯周病を治療する」だけではなく、「将来的にしっかり噛める状態を維持すること」を重視しています。そのために、歯周病・噛み合わせ・入れ歯・被せ物・矯正・残っている歯への負担まで含めて総合的に診断しています。
ブルーラジカルは、あくまで治療のひとつの選択肢です。本当に大切なのは、その方のお口全体を見て、「どうすれば長く健康な状態を維持できるか」を考えることだと、私たちは考えています。
歯周病がよくなっても、その後に、糖質の多い食事を続けていたら、再発してしまうかもしれません。ですから、くろさき歯科では、管理栄養士による食事の指導も行っています。

以下のようなお悩みがある方は、一度ご相談ください。
くろさき歯科では、補綴の専門医として、歯周病だけでなくお口全体のバランスを考えながら診断・治療をご提案しています。ブルーラジカルを含め、患者様にとってどのような治療が適しているのかを、丁寧にご説明いたします。南浦和駅東口から徒歩1分でお越しいただけます。お気軽にご相談ください。
Contact
お口の健康に関するお悩みや疑問を、ご相談ください。
くろさき歯科の専門家が親身になってお話を伺い、一人ひとりに最適な治療方法をご提案いたします。
お気軽にご予約ください。